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【ブラジル】アマゾン熱帯雨林破壊が急速に増加傾向。新大統領の短期経済優先政策に警戒感

 ブラジル政府発表の最新統計によると、ブラジル・アマゾン地域の熱帯雨林破壊は回復不可能な水準にまで進んできていることがわかった。森林破壊の速度は、毎秒サッカー場3個分にまで増えてきている。

 アマゾン地域の森林モニタリングでは、PRODESとDETERの2つの人工衛星が活躍している。それらの観測によると、今年6月の森林破壊面積は、1,345m2で、前月の1.3倍に増加。過去最大級にまで広がっている。


(出所)ブラジル政府

 アマゾンでの森林破壊は、過去数年は破壊面積が減少してきていたが、ここ数ヶ月は急速な増加傾向にある。その背景には、ブラジルでは、ジャイール・ボルソナーロ大統領が2019年1月に誕生して以降、森林を短期的に経済的利益に変えることを優先する政策を導入したことがあるとみられる。違法伐採や違法焼却、違法土地侵食等が進んできており、関係者は警戒感を強めている。

【データ】Brazilis Land Alerts

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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