アパレル業界サステナビリティNGOのGlobal Fashion Agenda(GFA)は7月9日、アパレル大手20社が署名した「2020年サーキュラー・ファッション・システム・コミットメント」について2019年までに進捗レポートを発表した。
GFAは2016年設立。業界に署名を求めた同コミットメントは2017年に開始した。内容は、アパレルのサーキュラーエコノミーを推進するため、リサイクルしやすい製品設計、使用済製品の回収、回収製品の再販売、製品製造での再生素材利用の4つで、定量目標設定することを掲げている。
現在の署名機関は、アディダス、NIKE、GAP、H&M、インディテックス、ターゲット、マークス&スペンサー、トミーヒルフィガー、フィリップス・バン・ヒューゼン(PVH)、VFコーポレーション、ラコステ、ケリング、ヒューゴ・ボス、ASOS、エスプリ、ベストセラー、デカトロン等90社。合計すると、世界のアパレル売上の12.5%に達する。日本の大手企業は署名していない。
目標設定では、製品設計では87社、回収では52社、再販売が27社、再生素材利用が47社で目標を設定。各々、24社、12社、4社、5社がすでに設定した目標を達成した。合計すると213の目標に対して、45目標を達成し、GFAは達成進捗率21%と強調した。
一方、署名機関のうち、進捗報告のための調査票に回答しなかったのは、Aiayu、Outsider Fashion、Dagny、paper、Fonnesbech。Paris、Kozm、Salvation Army Redesign CPH、Lissome、Skunfunkの10社。また、コミットメント2年目までの最低目標を達成しなかった企業も15社あった。
【参照ページ】Leading brands and retailers report their progress in achieving circularity targets
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