持続可能なコットン認証ベター・コットン・イニシアチブ(BCI)は6月18日、2018年の状況を発表した。現在、BCIに加盟しているアパレル・ブランド企業や小売企業は世界102社。BCI認証コットンの調達量は100万tを超えた。紡錘事業者のレベルでの綿原料調達量では170万tに達した。
BCIは2018年、2020年までに世界のコットン(綿)生産量の30%以上をBCI認証にするという目標を掲げている。具体的な達成年を決めて綿調達を100%持続可能にするという目標を掲げているBCI加盟企業は、2018年末時点で46社にまで増えてきた。
BCI認証コットンの調達量の企業別ランキングは、上位15社は多い順に、H&M、IKEA、GAP、アディダス、NIKE、リーバイ・ストラウス、C&A、フィリップス・バン・ヒューゼン(PVH)、VFコーポレーション、Bestseller、Decathlon、ターゲット、マークス&スペンサー、テスコ、OVS。企業規模も大きい欧米のアパレル・ブランドが上位をずらりと占めた。アディダスでは、すでに90%以上のコットンが、BCI認証コットンになっている。H&MやIKEAは75%以上にまで達してきた。
前年度比で20%以上BCI認証コットンの調達を増やした企業には、ベネトン、バーバリー等の企業名が登場してくる。日本企業では2016年にファーストリテイリングがBCIに加盟したが、まだ世界上位には絶対量でも増加量でも名前が出てこない。
【参照ページ】Better Cotton Leaderboard 2018
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