国際環境NGO世界資源研究所(WRI)は6月26日、科学的根拠に基づく排出目標削減イニシアチブ(SBTi)からの依頼を受け、アパレル関連企業向けの二酸化炭素排出量削減ガイダンスを策定した。WRIは、世界的に活用されている温室効果ガス算出ルール「GHGプロトコル」を策定した団体の一つ。アパレル業界の二酸化炭素排出量は、近年著しく増加している問題を受け、今回のガイダンス策定に至った。
今回のガイダンスは、サプライチェーン上の排出量「スコープ3」を大きく取り上げている。背景には、アパレル業界ではサプライチェーン上での二酸化炭素排出量が非常に大きいことがある。
そのため同ガイダンスは、ブランド企業だけでなく、小売、完成品生産、縫製工場等も対象にした提言をまとめた。同ガイダンス策定にあたっては、GAP、リーバイ・ストラウス、NIKE、VFコーポレーション、マークス&スペンサー、ケリング等もプロジェクトに参加。日本からもアシックスが参加した。
【参照ページ】Apparel and Footwear Sector Science-Based Targets Guidance
【ガイダンス】APPAREL AND FOOTWEAR SECTOR SCIENCE-BASED TARGETS GUIDANCE
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