EUの欧州環境機関(EEA)は6月24日、EU加盟国の交通分野の二酸化炭素排出量の最新動向を発表。2018年に登録新車乗用車のkm当たりの二酸化炭素排出量は120.4gとなり2年連続で増加。また登録新車バンのkm当たりの二酸化炭素排出量も初めて増加してしまった。EEAは、自動車メーカーは、2020年及び2021年の目標を達成するために大幅な削減が必要になると警告した。
新車乗用車の原単位二酸化炭素排出量は2010年から2016年まで順調に減ってきたが、2017年には0.4g増、2018年には2.0g増と、望ましくない傾向にある。バンでも2011年以降、順調に毎年減っていたが、2018年は2.0g増加した。新車での増加の要因としては、電気自動車へのシフトが遅い一方、ガソリン車やディーゼル車のSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)が増加したことを挙げた。バンでの増加要因では、車両の積載重量や大型化が進んだことを挙げた。
【参照ページ】Average CO2 emissions from new cars and new vans increased in 2018
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