米司法省は6月3日、クルーズ客船世界大手カーニバル・コーポレーションと子会社プリンセス・クルーズに対し、バハマ海でのクルーズ航行中にプラスチック廃棄物を海上に不法投棄していたとして2,000万米ドル(約22億円)の罰金支払を命じた。同社は2016年にも油で汚れた船底汚水を違法に海中に排水した行為で4,000万米ドル(約44億円)の罰金支払を命じられており、5年間の執行猶予中に追加罰金を命じられた。
司法省によると、プリンセス・クルーズは、執行猶予中にもかかわらず不法投棄を継続。その事実を、企業、監査法人、司法省の調査官のいずれもが確認した。違法行為6件のうち2件は、隠蔽工作によるもの。同社は、司法省の調査に対し、調査対応のための秘密チームを送り込み正当な調査を妨害。2017年12月に米裁判所が妨害行為があると認めた後にもさらに別の妨害プロジェクトを結成していた。
執行期間中に違法行為を起こしたことで、同社はすでに4,000万米ドルの罰金を支払い、さらに追加2,000万米ドルの罰金も支払うという。
【参照ページ】Princess Cruise Lines and its Parent Company Plead Guilty to Environmental Probation Violations, Ordered to Pay $20 Million Criminal Penalty
【参照ページ】Princess Cruise Lines To Pay Largest-Ever Criminal Penalty For Deliberate Vessel Pollution
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