国際エネルギー機関(IEA)は5月27日、世界の電気自動車(EV)市場の今後を見通した2019年版レポート「Global EV Outlook 2019」を発行した。EV新車販売数は2030年までに年間4,400万台にまで達すると予想した。
電気自動車の普及に向けては、クリーンエネルギー大臣会合(CEM)から「電気自動車イニシアチブ(EVI)」が発足。現在、米国、カナダ、英国、日本、フランス、ドイツ、オランダ、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ポルトガル、中国、インド、メキシコ、チリ、ニュージーランドの16ヶ国が加盟している。2017年に開催された第8回のCEM会合では、2030年までに電気自動車シャアを30%にまで拡大するイニシアチブ「EV30@30」が発足し、今回の見通しも、「EV30@30」シナリオに基づき算出された。
(出所)IEA
今回のレポートでは、2030年までにEV市場が大きく拡大し、累計台数は2030年には2.5億台を超える。単年でも2030年までに4,400万台となる。大きく牽引するのは、バッテリーを積んで走る乗用車で、2030年に累計1.45億台と全体の半分以上を占める。次に多いのが、プラグイン・ハイブリッド乗用車で6,700万台。それ以外にも商用車、バス、トラックでも台数が伸びていく。
【参照ページ】Global EV Outlook 2019 launched at Clean Energy Ministerial
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