英ESG投資推進NGOのShareActionは5月15日、英財団Guy’s and St Thomas’ Charityとの協働で、英国での児童肥満問題に対応するためのキャンペーン「Healthy Markets」を開始した。英国で事業を行う大手食品企業に対し、健康的で手頃価格な製品の生産と糖質の多い製品の広告制限、及び正しい製品ラベルを促すため、機関投資家の力を結集する。
英国では、児童肥満の割合が高い状況にあり、政府も対策に躍起になっている。そのため、糖質の多いソフトドリンクへの砂糖税課税や、食品メーカーに対し糖質やカロリーを抑える自主目標設定等を促している。それにより、今回ShareActionは、児童肥満の問題は投資運用リスクにもなってきていると指摘した。さらに、児童肥満の問題は、健康保険の財政状況も圧迫しており、国営医療制度NHSの年間のコストは61億ポンド(約8,500億円)に及ぶとした。
今後ShareActionは、Access to Nutrition Initiative(ATNI)と提携し、英国の大手小売企業や食品メーカーの状況を分析していく考え。直接企業に対しエンゲージメントも行う。その上で、個社毎に改善できる内容を伝えていく。
【参照ページ】ShareAction expands with new programme on food and health
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