米金融大手ウェルズ・ファーゴの財団、ウェルズ・ファーゴ財団は5月13日、運営するプログラム「ウェルズ・ファーゴ・イノベーション・インキュベーター」が支援先の農業テック・スタートアップ企業5社を選定したと発表した。1社当たり最大25万米ドル(約2,700万円)を助成するとともに、技術的にも支援する。
同プログラムは、米国立再生可能エネルギー研究所(NREL)と協働で2014年に設立。予算規模は3,000万米ドル(約33億円)。当初は、グリーンビルディング分野に注力していたが、2018年からは食料、エネルギー、水分野にも資金提供対象を拡大した。今回、初めて農業テック分野での募集を行い、選定企業に対しては、米食料研究財団Donald Danforth Plant Science Centerからの支援も受けられる。
選定された5社は、害虫と病原体の自動診断技術開発Aker Technologies、冬季に寒さから土壌を守りバイオ燃料にも活用できる穀物開発CoverCress、生産性向上し肥料も最小限に留めるプロバイオティクス開発Intrinsyx Bio、持続可能な害虫駆除RNAIssance Ag、グリーンハウスの光転換を通して穀物生産性を向上するSolGro。
同プログラムでの支援企業は、今回の5社を合わせ合計30社となった。支援先は、プログラムに選定されることで他の機関からの資金調達も進み、返金して支援金額の20倍以上の資金を集めている。
【参照ページ】Wells Fargo Innovation Incubator Selects Five Startups Focused on Sustainable Food Production
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