IT世界大手米フェイスブックは5月6日、ロシア関連の118件の偽アカウントを削除したと発表した。フェイスブックは、ケンブリッジ・アナリティカ事件でロシアによる米国大統領選挙への政治介入にフェイスブックが活用されたことや、EUで偽情報による社会不安に対するルール整備が進むこと等から、偽情報や偽アカウント対策に追われている。
今回の発表では、ウクライナをテーマに大衆煽動が確認される一連の個人アカウント62件、ページアカウント10件、グループアカウント25件を削除した。合計のフォロワー数は34,000人に上り、過去のフォロワー数も入れると86,000人となる。これらのアカウントは、ウクライナの大統領選挙に関連し過去に強制削除したアカウントとのつながりも確認された。
また、オーストリア、バルト3国、ドイツ、スペイン、ウクライナ、英国をテーマにしていたロシア関連の個人アカウント16件、ページアカウント4件、インスタグラム・アカウント1件も削除した。こちらは、移民、宗教、北大西洋条約機構(NATO)絡みの煽動記事を書いており、諜報機関とのつながりも見られるという。こちらのアカウントのフェイスブック・フォロワー数は約1,100人、インスタグラム・フォロワー数は約80人だった。
【参照ページ】Removing More Coordinated Inauthentic Behavior From Russia
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