セブン&アイ・ホールディングスは5月8日、同グループの2050年までの環境目標を記した「GREEN CHALLENGE 2050」を発表。2030年までにプラスチック製レジ袋を廃止し、紙等の持続可能な天然素材に切り替えるとともに、オリジナル商品で使用するプラスチックや紙の容器も、植物由来や生分解性、再生プラスチックや再生紙等の環境配慮型素材の使用割合を2030年までに50%に、2050年まで100%にまで高めることを打ち出した。
今回発表した内容は、セブン‐イレブンやイトーヨーカドー等の全グループ会社に適用する。同宣言では他に、食品廃棄物削減やリサイクル、二酸化炭素排出量削減や、サステナビリティ調達でも2050年目標を掲げた。食品廃棄物削減では、2030年までに2013年比で原単位50%削減、2050年までに75%削減。また、食品廃棄物のリサイクル率は2030年までに70%、2050年までに100%に上げる。セブン-イレブン等では、うなぎの蒲焼や恵方巻きの大量廃棄も度々指摘されてきた。
また、二酸化炭素排出量削減では、店舗運営での二酸化炭素排出量を2030年までに2013年比30%、2050年までに80%削減する。サプライチェーン全体での二酸化炭素排出量についても削減する姿勢も見せた。オリジナル商品での食品原材料についても、認証等を活用しサステナビリティが確保された材料の割合を2030年までに50%、2050年までに100%にする。
同社は、今回掲げた目標の達成に向け、「二酸化炭素排出量削減」「プラスチック対策」「食品ロス・食品リサイクル対策」「持続可能な調達」の4テーマで各事業会社の主管部門から執行役員以上をリーダーとするイノベーションチームを発足した。
【参照ページ】セブン&アイグループの環境宣言『GREEN CHALLENGE 2050』4つのテーマを定め、2050年までに実現を目指します。
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