英小売大手セインズベリーは4月30日、プラスチック廃棄物削減やプラスチック・リサイクルで新たな取組を発表した。リサイクルが難しい濃色ビニール袋の使用を2020年3月までに全廃するとともに、今冬のクリスマスシーズンのクラッカー商品でもプラスチック包装をやめる。また、同日から、スイートハート・キャベツとサボイ・キャベツの2種類でもプラスチック包装をやめた。
セインズベリーは、以前から不要なプラスチック包装を削減するとともに、使用しているプラスチック包装についても再生プラスチックを用いるようにしてきている。プラスチックを、100%リサイクル可能、再利用可能もしくは堆肥化可能なものへの切り替えは2025年までに完了する予定。使い捨てプラスチック製ストローの販売もすでにやめている。削減したプラスチックは、年間約550t。他の素材に転換したことにより削減できたものも含めると、約8,000tを削減した。
今回の決定では、アパレル製品のプラスチック包装もやめる。これらにより、合計で年間1,280tがさらに削減できる。また店舗で販売されている生鮮食品等のプラスチック包装は、流通過程で安全のために付けられているものが多いが、消費者が購入後に自分で店内で不要なものをリサイクル・ボックスに入れられるよう、店内にリサイクル・ボックスの設置する実証実験も行う。
【参照ページ】Sainsbury’s makes further bold commitments to cut plastic packaging
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら