食品世界大手スイスのネスレは4月30日、調達している農作物の77%で「森林破壊ゼロ」を示す認証をすでに取得したと発表した。スイスは2010年に、同割合を2020年までに100%にすると宣言し、順調に進んできている。今後さらに、エアバスやEarthworm Foundation、農作物製品サプライヤーと協働し、森林破壊リスクの高い地域の特定作業も実施する。
森林破壊ゼロに向けては、エアバス、Earthworm Foundation、ネスレの3者で、人工衛星を用いた森林破壊監視ツール「Starling」を開発。すでに同社のサプライチェーン上にある全パーム油農園は、Starlingで監視されており、すでに紙・パルプ分野にも拡大してきている。衛星を用いて全パーム油農園を監視しているのは、世界でネスレが初だという。ネスレは、他の企業にも、Starlingの活用を呼びかけている。
【参照ページ】Nestlé verifies three-quarters of its supply chain as deforestation-free
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら