金融世界大手英HSBCと小売世界大手米ウォルマートは4月18日、環境サステナビリティを向上させたウォルマートのサプライヤーに対し、HSBCが好条件のファイナンスを提供するプログラムを発表した。
サプライヤーのサステナビリティマネジメントのレベルは、ウォルマートが展開する二酸化炭素排出量削減プロジェクト「Project Gigaton」及び米サステナビリティ企業連合「The Sustainability Consortium(TSC)」と共同開発した「ウォルマート・サステナビリティ・インデックス・プログラム」で測定する。TSCは、アリゾナ州立大学とアーカンソー大学が運営し、すでに100社以上が加盟している。
【参考】【アメリカ】ウォルマート、Project Gigatonの進捗報告。1年間で2000万tのCO2削減(2018年4月23日)
【参考】【アメリカ】ウォルマート財団、農業サステナビリティデータ流通システム強化でTSCに寄付(2017年12月1日)
HSBCが提供する好条件ファイナンスには、伝統的なグリーン融資や環境負荷を低減する設備やツールの増強プロジェクトに資金使途をプロジェクト融資が含まれる。また、納品先の企業が求めるサステナビリティ基準への達成目的の案件に金利条件の良い変動金利を適用するサプライチェーン・ファイナンス・プログラムも活用する。
HSBCの最近の調査では、グローバル企業の81%が、環境サステナビリティは重要と回答。真に環境面で持続可能な企業になることを目指すとした企業も83%にのぼった。
【参照ページ】HSBC and Walmart partner to drive sustainability of businesses
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら