セブン&アイ・ホールディングスは4月15日、2019年秋頃からセブン-イレブン等で販売する「セブンカフェ」用のストローを生分解性プラスチックを導入すると発表した。全面切り替えか、一部導入かは、プレスリリースでは明かさなかった。製品は、カネカの「カネカ生分解性ポリマーPHBH」を採用した。
PHBHは、海水中で生分解する。原料は、微生物が植物油を摂取しポリマーとして体内に蓄えたものを抽出したもの。微生物を培養して生産され、自然界で微生物により分解される。カネカによると、PHBHは、紙の成分であるセルロースと同等以上の生分解性を有する。2017年9月には、ベルギー認証機関Vincotte(現在はTÜV AUSTRIA Belgium NVが管理)から、海水中で生分解する認証「OK Biodegradable MARINE」を取得。日本でもバイオマス由来ということで「バイオマスプラ A42001」と、高温下での堆肥化することを示す「グリーンプラ A42001」を、米国でも、BPIから「Compostable in Industrial Facilities」認証を取得済み。
カネカは、2011年に年間最大1,000tのPHBH生産能力を持つラインが高砂工業所で稼働開始。2019年12月を目処に、年量5,000tの生産増強を予定している。
【参照ページ】(株)セブン&アイ・ホールディングス、(株)カネカ 「カネカ生分解性ポリマーPHBH」を用いた製品を共同開発
【参照ページ】カネカ生分解性ポリマーPHBHの開発
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