ノルウェー気候・環境相、フィンランド環境・エネルギー・住宅相、アイスランド環境・自然資源相、デンマーク環境・食糧相、スウェーデン気候変動大使、北欧閣僚理事会事務総長は4月10日、海洋プラスチック問題への対応策のため、プラスチック廃棄物の発生削減と防止に関する国際合意を目指す考えでまとめた共同声明を発表した。海洋プラスチック問題は、漁業、海運業、屋外レジャー産業、観光業等に悪影響を及ぼすとした。
今回の共同声明は、海洋プラスチック問題に対する国際的な関心は高まってきているものの、規制強化や国際レベルでのガバナンス体制強化は必要と判断。国連環境総会が設置した「アドホック・オープンエンド専門家グループ」への積極的参加を関係者に促していくことでも一致し、2021年の第5回国連環境総会での議論を北欧諸国がリードすることを約束した。3月に開催された第4回国連環境総会では、海洋ごみやマイクロプラスチック問題に関する政府間協議や、国際的な管理体制を検討するためのアドホック専門家グループの双方で議論が進めることを決定している。議論の活性化に向け、今回、北欧閣僚理事会で報告書を作成し、提出することも決めた。
【参照ページ】Nordic Region pushes for global agreement on plastics
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