明電舎は3月29日、電気自動車用モータ・インバータの量産設備資金を使途とする公募グリーンボンドを発行すると発表した。発行額は70億円。年限は未定。日本の民間企業のグリーンボンド発行体として初めて気候債券イニシアチブ(CBI)から「CBI認証」を取得した。検証(Verification)の提供は、ノルウェーのDNV GLの日本法人。日本格付研究所(JCR)もレーティングを実施し、最上位評価「Green 1」を与えた。
今回のグリーンボンドの資金使途は、電気自動車用部品の量産設備の増強。電気自動車用一体型モーター・インバーターを生産する「名古屋事業所」、電気自動車用モーターを生産する「甲府明電舎」、電気自動車用インバーターを生産する「沼津事業所」での建屋新設や設備増強に用いる。一部はリファイナンス。電気自動車には、EV、ハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)を含む。
今回のグリーンボンドでは、使途が電気自動車に関連するものであるため、二酸化炭素排出量の少ない交通手段「クリーン輸送」に該当。DNV GLは、気候債券イニシアチブ基準2.1版に適合していると確認した。見込める二酸化炭素排出量については、守秘義務の範囲で今後開示予定としている。
【参照ページ】国内民間企業初 CBI認証を取得!グリーンボンド発行に関するお知らせ
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