IT世界大手米グーグルは4月4日、3月26日に設置したばかりの人工知能(AI)の健全な活用に関する内部ガバナンスを強化するため委員会「先端技術外部諮問会議(ATEAC)」を解散した。ヘリテージ財団のケイ・コールズ・ジェームス理事長が委員に選任されたことに社内外からの批判が高まっていた。
【参考】【アメリカ】グーグル、先端技術外部諮問会議(ATEAC)設立。AI原則実践のための諮問会議(2019年3月29日)
グーグル社内では、同会議発足直後の4月1日からジェームズ氏を委員から外すよう求める誓約書への署名活動が開始。4月4日までに、グーグル社員2,350人以上と、社外のAI関連有識者ら約300人が署名した。
ジェームズ氏は、LGBTQや移民に対する保守的な言動で知られており、真偽の多様性を確保する以上に、同会議自体の適格性を損ねることが懸念された。同会議に選ばれた他の委員、Alessandro Acquistiカーネーギーメロン大学教授とLuciano Floridiオックスフォード大学教授もジェームズ氏を外すよう要請していた。
グーグルは、同会議を白紙に戻し、再度計画し直す。
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