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【アメリカ】スターバックス株主、マグカップ等での飲料提供割合25%以上の提案に44.5%が賛成

 コーヒーチェーン世界大手米スターバックスは、3月下旬に開催された株主総会で、飲料カップの25%以上をマグカップ等の何度も使えるものにし、使い捨てカップもリサイクルするよう求める株主提案に44.5%が賛成した。昨年にも同様の株主提案があったが賛成は29%で、今年は大きく増加した。米ESG投資推進NGOのAs You Sowが3月27日、発表した。

 スターバックスは2008年、2015年までに飲料カップの25%以上をマグカップ等で提供すると宣言。今回の株主提案も、2008年時の約束を履行するよう求めるものとなっている。現状では、マグカップ等で提供されている飲料は2%未満。また、使い捨てカップのリサイクルについても、同社は2015年までに、北米市場では再利用またはリサイクル可能な素材にすると宣言したが、現在何%が実際に再利用またはリサイクルしているかは開示していない。また、中国市場ではリサイクルを実行するコミットメントを表明していない。一方、マクドナルドは、世界中で、店舗からの容器・包装を全てリサイクルする宣言をしている。

【参考】【国際】マクドナルド、2025年までに再生素材パッケージに転換し、使用後は全てリサイクル(2018年1月23日)
【参考】【国際】米スターバックス、2020年までに世界全体で使い捨てプラスチック製ストロー廃止(2018年7月11日)
【参考】【アメリカ】マクドナルドとスターバックス、飲料カップごみ削減で連携。プラスチック・紙双方(2018年7月24日)

 昨年の株主提案後に、スターバックスは、1,000万米ドルを投じ、2020年までに使い捨てプラスチック製ストローの全廃を表明した。しかし、再生プラスチック素材の活用割合についてはまだコミットしていない。As You Sowは、今後は、再生プラスチック素材の含有割合設定も要求していく方針。

【参照ページ】Nearly Half of Starbucks Shareholders Support As You Sow Proposal on Reusable Drinking Containers and Recycling Goals

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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