米ESG投資推進NGOのAs You Sowは3月27日、エネルギー世界大手米エクソンモービルは、ポリプロピレンやポリエチレン製造用のプラスチックペレットの流出に関する情報開示を実施することでAs You Sowと合意したと発表した。プラスチックペレットは、海洋プラスチック問題の原因の一つとなっている。
エクソンモービルは石油化学子会社エクソンモービル・ケミカルで、プラスチックペレット製造を行っている。今回の合意では、今年後半に発行するサステナビリティ報告書の中で、プラスチックペレットのマネジメント内容と流出状況を報告する。エクソンモービルによると、2018年には流出はなかったが、現状の対策の実効性評価についても今回の報告の対象となる。
As You Sownによると、世界で年間数十億個のプラスチックペレットが水系に流出しており、海洋に流れ込んでいる。重量では、世界最大の海洋マイクロプラスチック源と目されている。石油業界では、流出防止プログラム「Operation Clean Sweep」が展開されているが、報告義務はない。As You Sowは他にも、シェブロン、デュポン、フィリップス66に対して、同様に開示を要求している。
【参照ページ】ExxonMobil Agrees to Report on Plastic Pollution Pellet Spills
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