米グーグルは3月26日、人工知能(AI)の健全な活用に関する内部ガバナンスを強化するため「先端技術外部諮問会議(ATEAC)」を設立したと発表した。グーグルは2018年6月、「AI原則」を発表し、研究開発やサービス開発での自主倫理基準を設けており、ATEACはAI原則導入に向けて包括的に諮問を行う。顔認証や機会学習等の課題を主に扱う予定。
ATEACの委員に任命されたのは8人。カーネーギーメロン大学の行動経済学やプライバシーの研究者、アフリカ数理科学研究所の応用・コンピューター数学の研究者、香港科学技術大学の自然言語処理や機会学習の研究者、インダストリアル・エンジニアリングや自動化向上に詳しい企業CEO、バース大学の心理学とAIに関する研究者、ヘリテージ財団理事長、オックスフォード大学のデジタル倫理研究者、元外交官のカーネギー国際平和基金理事長。学術研究社を中心に米国以外からも多数集めた。
ATEACは、4月に初会合を開き、2019年に4回会議を開催。要約報告書も公表する予定。委員は、自分の所属機関を代表する発言は許されず、あくまで個人的な見解でのみ発言することが認められる。
【参照ページ】An external advisory council to help advance the responsible development of AI
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