IT世界大手米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOは3月6日、プライバシーを重視したSNSやメッセージアプリを構築するビジョンと原則を発表した。メッセージや投稿の暗号化や、プライベートなメッセージが長期間残らないようにする方針を示した。SNSに対しては、プライバシーリスクへの懸念が高まっていることへの対応。
今回発表されたビジョンは、全部で6つ。まず同社アプリの「フェイスブック」や「インスタグラム」間の「相互運用性」を高め、異なるアプリ間でも友達とのコミュニケーションをとりやすくする。また「プライベート交流」を実現するため、誰がメッセージに参加できるかをわかりやすく管理できるようにする。3つ目は「永久性の低減」で、メッセージが長期間の残ることで、メッセージ相手から思わぬ形で後から攻撃されることを防ぐため、必要性や本人が望む以上にメッセージが残らないようにする。
4つ目は「暗号化」で、メッセージや投稿を暗号化する。それと同時に、暗号化された状態でも可能な範囲内で、サービスの「安全性」も高める。最後は、「データストレージの安全」で、プライバシーや表現の自由等の人権が制限されている国では勝手に内容を検閲されるリスクがあることから、それ以外の国でデータを管理する。
【参照ページ】A Privacy-Focused Vision for Social Networking
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