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【イギリス】下院特別委員会、偽情報問題でフェイスブックを「デジタル悪党」と非難。政府に法規制強化要請

 英下院デジタル・文化・メディア・スポーツ特別委員会は2月18日、インターネット上の偽情報問題でフェイスブックの対応を糾弾する最終報告書を公表した。フェイスブックを「デジタル・ギャングスター(悪党)」と呼び強く非難し、英政府に対策を採るよう要請した。

 同報告書は、個人情報保護、公正な競争、英国選挙に対するロシアの介入に対し、フェイスブックが適切な対応を取っていないと指摘。さらに18ヶ月間の同報告書作成過程において、マーク・ザッカーバーグCEOに対し書類の提出や議会証言を求めたものの、十分な陳述ができない社員を同委員会に送っただけだったと、同委員会に対する対応にも問題があったとした。

 同委員会は、偽情報が選挙に与える影響が懸念され2017年に調査を開始。海外8ヶ国からも当局関係者を招いた「国際拡大会議(International Grand Committee」を開催し、国を跨ぐ事象についても議論した。2018年3月には、フェイスブックからケンブリッジ・アナリティカに個人情報が流出し、選挙活動に利用されていたことが発覚し、フェイスブックに対する調査が厳しくなっていた。

 同委員会は同時に、ケンブリッジ・アナリティカにデータ流出を可能にした抜け穴をフェイスブックが把握していたことを示すドキュメントも公表した。同ドキュメントは、フェイスブックに対し訴訟を起こした米フェイスブックアプリ開発Six4Threeが裁判所に提出したもの。Six4Threeは、フェイスブック上で「友達」をビキニ姿に加工するアプリ「Pinkini」を開発していたが、フェイスブックが2015年に実施した規約変更により、同アプリに必要なデータをフェイスブックから取得できなくなったと提訴していた。

 同報告書は、英政府に対し、フェイスブック等のソーシャルネットワーク大手を野放しにしない法規制強化や、海外からの選挙介入を防ぐ法規制強化を求めた。

【最終報告書】Disinformation and ‘fake news’: Final Report
【ドキュメント】Further selected documents ordered from Six4Three

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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