金融安定理事会(FSB)は2月12日、2019年の作業計画「FSB work programme for 2019」を公表した。フィンテック、ノンバンク金融仲介、サイバーセキュリティ等がもたらす金融システムの脆弱性についての取組を進めるとともに、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)についても進捗状況の評価を行うことを確認した。
2019年のプログラムでは、脆弱性評価に関する常設委員会(SCAV)が引き続き脆弱性をもたらす新たな分野の特定、評価を進めるとともに、市場に構造的変化をもたらすフィンテック、ノンバンク金融仲介の増加、サイバーセキュリティ、監査の質の向上について状況の調査と報告書作成を行う。
また、リーマン・ショック後に検討してきたバーゼルIIIやTBTF(Too Big Too Fail)、ノンバンク規制のルール整備が概ね一段落したことを受け、詳細ルールの最終検討を行う。
その他、TCFD、金利ベンチマーク改革、コルレス銀行行動計画、G20データギャップ・イニシアチブ等で進捗状況のチェックを実施する。
【参照ページ】FSB publishes its 2019 work programme
【プログラム】FSB work programme for 2019
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