デンマーク電力大手オーステッド(旧DONG Energy)は2月15日、英国沖で世界最大規模の洋上風力発電所プロジェクト「Hornsea One」の営業運転が開始したと発表した。設備容量は1.2GW。九州電力の川内原子力発電所の設備容量は1.78GWと非常に規模が大きいことがわかる。
(出所)オーステッド
イギリス東部ヨークシャーから120kmの沖に建設中で、面積は407km²(東京ドーム10個分)。設備容量7MWのシーメンス製大型風力発電タービンが174基設置され、すでに172基が設置され、残り2基も2019年夏までに設置を完了し、2020年にはフル発電に入る予定。売電先は英ナショナル・グリッド。
Hornsea Oneの建設計画は2014年に始動。当初はオーステッド100%で建設を進めてきたが、2018年9月18日に権益50%をGlobal Infrastructure Partners(GIP)に58.8億米ドル(約6,500億円)で売却し、資金を一部回収した。
【参考】【イギリス】世界最大規模風力発電所、最終投資を意思決定。設備容量1.2GW(2016年5月13日)
洋上風力発電で世界をリードするオーステッドは、現在合計1,100基が稼働中。設備容量にすると5.6GWあり、他に現在建設中が3.4GWある。加えて、建設許可を得ているものが他に、米国で2023年までに1GW、ドイツで2025年までに1.1GW、台湾で1.8GWある。総計では2025年までに15GWに達する見込み。
【参照ページ】The world's biggest offshore wind farm, Hornsea 1, generates first power
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら