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【国際】RepRisk「世界で最も物議を醸したプロジェクト2019」。食中毒やダム事故が多数

 ESGリスク情報提供世界大手スイスRepRiskは2月13日、2018年の「世界で最も物議を醸したプロジェクト(Most Controversial Projects)報告書」を発行した。RepRiskは、同様の報告書として「世界で最も物議を醸した企業(Most Controversial Companies)報告書」も毎年発行しているが、今回発行のものは「プロジェクト」についてまとめたもので今年が6回目の発行。

 同報告書は、上場・非上場含む世界の主要企業11万社とプロジェクト29,000件の情報を網羅した同社の「ESGリスクプラットフォーム」に基づいて、リスク値を計測している。このプラットフォームには、メディア、オンラインメディア、ソーシャルメディア、第三者団体等から発行された報告書、ステークホルダー、NGO、政府機関、規制機関、シンクタンク、ニュースレター等の公開情報を20言語で毎日収集している。

 リスクはゼロ(リスクが最も低い)から100(リスクが最も高い)で得点付けされ、特に75から100の値はリスクが非常に高い。

ランキングプロジェクト名リスク値業界内容
1Winter Cherry Trade and Leisure Center80ロシア小売店舗大規模火災で64人死亡。防災対応不全
2石油タンカー・サーンチーの衝突事故78パナマ海運東シナ海の上海沖で発生した海上事故
3Craon Celia Factory77フランス乳製品乳児用ミルク工場でサルモネラ菌大繁殖
4Polokwane Factory75南アフリカ食品人類史上最大のリステリア症流行
5一帯一路73中国特定不可環境破壊、腐敗、マネーロンダリング等
6Patel Dam崩壊事故72ケニア水インフラコーヒー農園企業による貯水ダムの違法建設
7Hyde County Farm67米国畜産養鶏場でサルモネラ菌の大量繁殖
8Tuticorin Copper Smelter Plant64インド銅採掘大気汚染、地下水汚染を主張する住民と衝突
9Ituango Hydroelectric Power Project63コロンビア水力ダム豪雨で鉄砲水放水が発生。集落消失
10Barcarena Alumina Refinery63ブラジルアルミニウム精錬違法建築で大規模水質汚染

  2018年のプロジェクト上位10件では、食品事故やダムによるものが多い。食品工場での衛生問題や電力や資源採掘でのダム災害が大きなリスクとなっている。

【報告書】Most Controversial Projects of 2018

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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