食品、消費財、小売、物流等のグローバル企業は1月24日、家庭用の使用済みプラスチック容器を回収するジョイントベンチャー(JV)企業「LOOP」を2019年秋に設立すると発表した。設立には、ユニリーバ、ネスレ、ダノン、P&G、ペプシコ、コカ・コーラ・ヨーロピアン・パートナーズ(CCE)、モンデリーズ・インターナショナル、ハーゲンダッツ、クロロックス、ザ・ボディショップ、カルフール、テスコ、UPS、スエズ・エンバイロメント等が参加。米リサイクル大手TerraCycleも参加する。
今回のJV設立は、プラスチックのサーキュラーエコノミー推進のため、米国とフランスで家庭用の使用済みプラスチックを回収し、リサイクルや再利用するのが狙い。参加企業ブランドの容器を回収することで、自社商品の廃棄物削減に繋げるとともに、環境意識の高い消費者に自社ブランド商品を選択してもらいやすくする。
回収した容器にシャンプーや飲物などの内容が残っている場合は、可能な限り内容も適切に再利用またはリサイクルする。ユニリーバは、今回の発表と同時に、LOOPを活用して回収した使用済みプラスチック容器をリサイクルした容器を、自社商品9ブランドで展開することも発表した。
テスコやカルフールは、自社店舗で使用済みプラスチック容器を回収するフローを、UPSは使用済みプラスチック容器を輸送するフローを今後実証していく。
LOOPは、まずは米国とフランスで活動を開始するが、2019年から2020年にかけて世界中に活動地域を広げる考え。
【機関サイト】LOOP
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