北欧投資銀行(NIB)は1月24日、北欧・バルト海地域初となるブルーボンドを発行した。ブルーボンドは海洋保護や水問題対策に資金使途を限定する債券。発行額は20億スウェーデンクローナ(約240億円)。年限は5年。利率は0.375%。ナスダック・ストックホルムに上場した。
NIBは、北欧5ヶ国及びバルト3国の計8ヶ国政府が出資している国際金融機関。今回のブルーボンド発行では、国際資本市場協会(ICMA)のグリーンボンド原則(GBP)に準拠したNIB環境ボンドフレームワークに沿って発行される。資金使途は、廃水処理、水質汚染防止、水関連の気候変動適応の3つに関連するプロジェクトへの融資。廃水処理では、特に問題が大きくなっている窒素やリンによる富栄養化に取り組む。
融資先の一つは、スウェーデン・ストックホルムのスルッセン地区再開発プロジェクト。同プロジェクトは、市中心部間を結ぶ橋を再構築し交通網を再整理するものだが、同時に排水ゲートも拡大し洪水対策を行う。
【参照ページ】NIB issues first Nordic–Baltic Blue Bond
【フレームワーク】NIB Environmental Bond Framework
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