サントリーホールディングスは1月8日、サントリー食品インターナショナルの「サントリー天然水 奥大山ブナの森工場」が、工場周辺流域の持続可能な水利用に関する「Alliance for Water Stewardship(AWS)」認証を取得したと発表した。日本企業の取得は同工場が初。
AWSは、世界自然保護基金(WWF)やザ・ネイチャー・コンサーバンシー(TNC)、自然資本連合(NCC)等の国際環境NGOと企業が共同で2010年に設立。本部は英北部ノース・バーウィック。加盟機関には、米コカ・コーラ、米マクドナルド、英蘭ユニリーバ、英マークス&スペンサー、米メルク・アンド・カンパニー(MSD)、英グラクソ・スミスクライン、米ゼネラル・ミルズ、英ディアジオ、独BASF、豪ナショナル・オーストラリア銀行、CDP、ケア・インターナショナル、ネスレ等がいる。
奥大山ブナの森工場は、工場で採取する水量以上の地下水を涵養できる面積の森を保全することを目的に、水源となる森林合計409haを「天然水の森 奥大山」とし、水源涵養活動を展開している。今回のAWS認証においても、工場周辺流域における水収支の把握、科学的データに基づく水源涵養活動、工場での節水や水質管理の取り組み、流域内のステークホルダーとの連携や適切な情報公開が高く評価された。
AWS認証取得は、海外ではネスレ・ウォーターズ・ノースアメリカ(NWNA)が積極化しており、2025年までに世界全ての工場でAWS認証を取得するという目標を設定している。すでに認証済工場は11で、7つが北米、4つがそれ以外。
【参考】【アメリカ】ネスレ・ウォーターズ、ペンシルベニア州工場で水消費認証「AWS認証」取得。合計11に(2018年10月7日)
【参照ページ】「サントリー天然水 奥大山ブナの森工場」が日本で初めてAlliance for Water Stewardship(AWS)認証を取得
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