環境 公開日:2019/01/23 【環境】2018年CDPレポート〜気候変動・ウォーター・フォレストでAリスト入りした企業〜 環境情報開示を推進する国際NGOのCDPは1月22日、「気候変動」「ウォーター(水)」「フォレスト(森林)」分野での2018年度Aリスト入り企業を公表しました。【参考】CDPとは・意味(2016年2月20日) CDPは、企業の対話を促すために機関投資家が発足させたNGO。約650の機関投資家は「気候変動」「ウォーター(水)」「フォレスト(森林)」それぞれのプログラムごとに署名し活動を支援しています。 CDPが送付してくる質問書に回答することは、企業自身にとっても大きなメリットがあります。気候変動や水、森林の分野での自身のインパクトを測定することにより、現状を正しく認識することができます。また、CDPの質問書は規格化されていて認知度も高いため、自社のレベルと他社との比較も容易に行うことができます。もちろん、情報公開を行い高い評価を得ることで、機関投資家に大きなプラスの判断材料を提供することもできます。 2018年度調査での情報開示企業数は、「気候変動」が6,937、「ウォーター(水)」が2,113、「フォレスト(森林)」が455。「気候変動」のAリスト入り企業は、世界全体では2016年193社から、2017年は基準が厳しくなり、112社に激減し、2018年は126と微増。日本企業は2016年の22社から2017年には13社に減りましたが、2018年は20社まで回復しました。一方、ウォーターは、2017年は73社でしたが、2018年は27社に激減しました。Aリスト入りした日本企業気候変動世界127社。日本企業(赤)は20社。アクセンチュアアドビシステムズAIBグループアップルアサヒグループホールディングスバンク・オブ・アメリカBASFバイエルベネッセホールディングスBerner Kantonalbankベスト・バイBHPビリトンBicBNYメロンBorregaardブイグブラスケムブレンボカナディアン・ナショナル鉄道カルフール中国移動通信(チャイナモバイル)シスコシステムズシティ・デベロップメンツコンセッソンエス・ロドビアリア(CCR)大和ハウス工業ダノンドイツ鉄道ドイツテレコムDNBドバイ・ポーツ・ワールドEDFエンジーEVRYフェロビアルフィルメニッヒFirst Financial Holding(第一金融控股)Foncière des Régions富士通ゼネラル・ミルズゴールドマン・サックスグループPSAGrupo Logistaヒューレット・パッカード・エンタープライズ現代建設現代自動車INDUS HoldingインフォシスINGグループIFFセインズベリージョンソン・エンド・ジョンソン川崎汽船ケリングクラビン小松製作所フィリップスフランス郵政公社ランド・セキュリティーズラスベガス・サンズレゴグループレベル3コミュニケーションズLGディスプレイロイズ・バンキング・グループロッキード・マーティンロレアルMacerich丸井グループMercialysメッツァ・ボアルドミシュランマイクロソフト三菱電機MS&ADインシュアランスグループホールディングスナブテスコナショナル・グリッドNaturgyネステネスレネクサンスNexity日本郵船ノボノルディスク小野薬品工業オラクルオーウェンスコーニングパッカーフィリップモリスインターナショナルピレリパワー・コーポレーションPower Financialレレックス・グループレマ1000Rexel Developmentサンゴバンセールスフォースシュナイダーエレクトリック積水化学工業積水ハウスSignify(旧フィリップスライティング)SOMPOホールディングスソニーSopra Steriaスタンレー・ブラック&デッカーストックランドストラ・エンソスエズ・エンバイロメント住友化学住友林業テレフォニカテルストラTessy Plasticsホーム・デポThe NAVIGATOR Company戸田建設豊田自動織機UBSユニボール・ロダムコユニリーバUPSヴァレオバルメットVeidekkeウェイスト・マネジメントゼロックスウォーター 世界31社(*)。日本企業(赤)は8社。アストラゼネカアクシオナアルトリアアサヒグループホールディングスバイエルブラスケムブレンボCNHインダストリアルコカ・コーラ・ヨーロピアン・パートナーズディアジオフィルメニッヒフォードGalpGAPゼネラル・ミルズIFF花王キリンホールディングスクラビンラスベガス・サンズLGディスプレイLGイノテックLIXILグループロレアルメッツァ・ボアルドマイクロソフト三菱電機ナブテスコスタンレー・ブラック&デッカーサントリー食品インターナショナル豊田自動織機 アサヒグループホールディングス、三菱電機、ナブテスコ、豊田自動織機の4社は、気候変動とウォーターの双方でAリスト入りを果たしています。フォレスト(森林) 世界7社。日本企業(赤)は1社。バイヤスドルフBillerudKorsnäsフィルメニッヒ不二製油グループ本社ロレアルテトラパックUPMキュンメネ フォレストでは、日本企業では初めて不二製油グループ本社がAリスト入り。「気候変動」「ウォーター」「フォレスト」全てでAリスト入りしたのは、フィルメニッヒとロレアル。(*)CDPが2019年3月発表のレポートの内容に合わせ修正【参照ページ】World’s top green businesses revealed in the CDP A List 【Aリスト】CDP A list 2018 夫馬 賢治株式会社ニューラル 代表取締役CEOこの記事のタグ CDP 森林破壊 気候変動 水 環境Sustainable Japanの特長Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。時価総額上位100社の96%が登録済業界第一人者が編集長7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1 さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら