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【EU】欧州委、ESGインデックス含む政府主導インデックス開発に着手。新興国や中小上場企業を包含

 欧州委員会の金融安定・金融サービス・資本市場同盟総局(DG FISMA)は12月22日、EUとしての投資インデックスの開発に着手し、開発受託者の公募を開始した。公募額は35万ユーロ(約4,400万円)。公募締切は2019年2月18日。EUは、サステナブルファイナンス・アクションプランの中でESGインデックスの開発も盛り込んでいたが、今回DG FISMAは、ESGインデックスを含め、EUが掲げる戦略推進のために幅広いインデックスを開発する考え。

 今回開発予定のインデックス・ファミリーには「CMUインデックス・ファミリー」という名称が付けられている。CMUは、EUの主要政策の一つ「資本市場同盟(CMU)」のこと。今回、EU主導で新たなESGインデックス開発を進める背景には、主要インデックスに組み込まれる企業が、特定のEU加盟国の大企業に偏っていることを問題視したため。そのため、新たに開発するインデックスでは、北欧や中東欧の企業や、中小型上場企業(SME)も包括したインデックスとする。

 今回の公募要綱の中では、具体的な「CMUインデックス・ファミリー」のインデックス例として、中小型成長企業を対象とした「CMU SME Growth Market Index」、環境関連企業を対象とした「CMU Green Index」、ESGインデックスの「CMU Sustainability/ESG Index」、フィンテック企業を対象とした「CMU FinTech Index」を挙げた。公募のプロジェクト期間は1年間で、「CMUインデックス・ファミリー」のフレームワーク設計及び市場ポテンシャル調査の2つを実施する。

 公募の選定基準は、フレームワーク設計の概要が40%、開発するインデックス・ファミリーの市場ポテンシャル調査の概要が30%、プロジェクトチーム構成が15%、品質管理手法が15%。公募者には、EU加盟国のうち3ヶ国以上でのプロジェクト経験がある等の必須条件も設定されている。また開発するインデックスは全て、EU全加盟国をカバーしなければならない。

【参照ページ】Feasibility Study for the Creation of a CMU Equity Market Index Family

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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