12月3日に開幕した国連気候変動枠組条約カトヴィツェ会議(COP24)は、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が10月8日に公表した「1.5℃特別報告書」を歓迎する採決を行ったが、米国、ロシア、サウジアラビア、クウェートが反対。国連の会議では全会一致が原則のため、最終的に「歓迎(welcome)」ではなく、「留意(take note)」という表現に改め、採択した。
【参考】【国際】IPCC、「1.5℃特別報告書」発表。1.5℃気温上昇でも災害拡大、迅速な異次元アクション必要(2018年10月9日)
同報告書は、1.5℃の気温上昇でも大きな悪影響があるとし、国際的な一層の努力を要請していたが、反対国が出たことで早速雲行きが怪しくなってきた。サウジアラビアは、10月のIPCC会合でも「1.5℃特別報告書」の内容に最後まで承諾しなかった国。その場では一旦反対を諦めたが、今回ポーランドでのCOP24で再び不満を顕にした。
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