米州開発銀行(IDB)と気候債券イニシアチブ(CBI)は11月30日、中国人民銀行と共同で上海で開催したイベントの中で、「グリーンパンダ債・ハンドブック」を発表した。中国国外の発行体が中国でのグリーンボンドを発行することを促進するため、市場現況や現地規制等を整理した。
パンダ債は、中国国外の発行体が中国で人民元建てで発行する債券の通称。パンダ債型のグリーンボンドを指して、グリーンパンダ債と呼称している。中国ではグリーンボンド発行が活発化しており、過去の累計発行額は609億米ドル(約7兆円)で米国に次ぎ、世界第2位。しかし中国でのグリーンボンド発行は、中国国内の発行体がほぼ全体を占めており、パンダ債型のグリーンボンド発行は非常に少ない。そこで今回、発行ハンドブックを作成した。
同ハンドブックは、社債発行、債券上場、債券の約定や受け渡し等に関する中国の規制を整理。またグリーンパンダ債発行における要求事項等もまとめた。後半では、発行ステップのフロー図も掲載している。
【参照ページ】Shanghai Launch – Green Panda Bond Handbook: IDB & CBI event with People’s Bank of China (PBoC)
【ハンドブック】Green Panda Bond Handbook
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