Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【国際】UNEP FI、TCFD保険グループ結成。気候リスク分析ツール開発。日本の損保大手3社も参加

 国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)は11月13日、保険会社の気候変動リスクアセスメント・ツールを開発するための新たなパートナーシップを発表した。世界大手16社が参加。運用資産総額は合計5兆米ドルで、保険料収入では世界の約10%を占める。

 今回結成のグループは、保険業界の気候変動リスク情報開示を先導するため、リスク分析ツールを開発することを主たる目的としている。リスク分析では、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)ガイドラインに整合するものに仕上げる。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)でも1.5℃気温上昇化でも大きな社会リスクがあることが明確となった中で、対策を加速する考え。

 保険業界は、保険商品がリスクヘッジの役割を社会に対して果たす一方、自らがリスクに耐えられなくなれば、リスクマネジメント・システム全体が崩壊しかねない。また保険業界は全体で運用資産を30兆米ドル(約3,400兆円)持つ巨大なアセットオーナーでもあり、気候変動ファイナンスの面でも大きな役割が期待されている。

 今回グループ入りした保険会社は、全てUNEP FIの持続可能な保険原則(PSI)の署名機関。参加する16社は、仏アクサ、独アリアンツ、独ミュンヘン再保険、スイス再保険、西MAPFRE、蘭NNグループ、スウェーデンLänsförsäkringar Sak、ノルウェー・ストアブランド、加トロント・ドミニオン保険、加Co-operators、加Intact Financial Corporation、豪QBE、豪IAG、東京海上日動火災保険、MS&ADインシュアランスグループホールディングス、損保ジャパン日本興亜。

【参照ページ】UNEP FI WORKING WITH 16 GLOBAL INSURERS TO BETTER UNDERSTAND RISK & IMPLEMENT TCFD RECOMMENDATIONS

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。