英小売大手アズダは10月29日、2020年までに大豆の調達を森林破壊を伴わない調達に転換すると発表した。同社はすでに、パーム油ではRSPO認証のもののみを調達しており、カカオ及び森林でも森林破壊を伴わない調達に切り替えつつある。今回さらに大豆でも同様の取組を行う。
アズダは、米ウォルマートのグループ会社。ウォルマートは、2020年までに原材料調達での森林破壊ゼロを標榜していおり、また森林破壊を2020年までに半減、2030年までにゼロにする「ニューヨーク森林宣言」にも署名している。
大豆生産は、農地開拓のため森林破壊を引き起こしやすい。今回アズダは具体的な取組として、サプライヤーと協働して高リスク国での大豆サプライチェーンを分析し、2020年までに認証大豆制度を導入する。米国等の低リスク国では、適切な農法に関するコンプライアンスを徹底する。2020年以降は、プロテイン調達元に対しても、2025年までに100%認証大豆に切り替えることを義務化する。また、加工食品の大豆でもサステナビリティ調達を実施する方策を検討する。
【参照ページ】Our plan to get to 100% sustainable soya
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら