世界銀行グループは10月18日、国連持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けたファンド「SDGsパートナーシップ・ファンド(SDG Fund)」を設定したと発表した。スウェーデン国際開発協力庁(Sida)が700万米ドル(約7.9億円)を出資し、最初の出資パートナーとなった。他の関係者にも出資を呼びかけている。
同ファンドの使途の一つは、世界銀行グループが取り組む民間のインパクト投資手法の開発。 現在、同グループは「Knowledge Support to Welfare Analysis of Private Sector Interventions」活動を展開しており、SDGsの目標1「飢餓と貧困」、目標8「働きがい・経済成長」、目標10「不平等解消」に沿う経済開発を推進するため、民間投資の分析フレームワークを検討している。
別の使途は、難民対策。世界銀行グループは、難民がスムーズに受入国に受け入れられるようにするため、グローバル企業、現地企業、財団、慈善投資家、開発支援関係者らの協力体制を図る「Refugee Investment and Matchmaking Platform」活動を展開。投資促進、ビジネス・マッチング、スキル開発等を実施している。
また、データに基づくSDGs達成推進を目指す世界銀行グループの「2020 Vision for a data-driven exploration of SDG monitoring and implementation」も支援する。
【参照ページ】World Bank Group launches new multi-donor fund in support of SDG implementation
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