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【アメリカ】ニューモント・マイニング、鉱区での生物多様性向上で環境NGOのIUCNとパートナーシップ

 金採掘世界大手米ニューモント・マイニングは10月10日、生物多様性の損失を防ぎ、可能な限り生物多様性を豊かにするため、国際環境NGO国際自然保護連合(IUCN)と3年間のパートナーシップ契約を締結した。同社は、アフリカ、オーストラリア、北米、南米で事業を展開する世界有数の金・銅生産会社の1つ。2016年から、採掘鉱区での生物多様性価値向上への取組を開始しており、今回IUCNにも協力を仰ぐこととした。

 IUCNは、1948年設立で本部はスイス・グラン。国家、政府機関、NGO等、1,300以上の機関が加盟している。絶滅危惧種に関するレッドリストを発行している国際機関としても知られ、4年毎に開催される総会での決議は世界的に大きな影響力を持つ。

 今回のパートナーシップではまず、ニューモントはIUCNに対し、「IUCN生物多様性ネットゲイン・プロトコル」を用い、鉱区選定での環境アセスメントを依頼した。今後、IUCNの専門家らが現場入りしアセスメントを実施する。すでに第1回の現場訪問は、2018年8月に米ネバダ州のニューモント管理鉱区で実施されており、他の鉱区でもアセスメントを行う。調査を通じて集められたデータは、ニューモントの世界中の鉱区にて、生物多様性保全プログラムの設計と実施に活用される。

 IUCNのスチュワート・マジニス・グローバルディレクターは、「ネバダ州でのアセスメントはまだ作業中だが、生物多様性保護を意味ある形で採掘企業の現場作業に組み込むには、かなり広範囲の考慮が必要となるという予備的結論が得られた」「実現に向け、ベストプラクティス基準や第三者アセスメント・認証に準じた企業レベル及び現場レベルでのコミットメントが必要となる」と現段階での感触を語った。

【参照ページ】IUCN and Newmont Partner on Biodiversity Conservation to Advance Knowledge Sharing and Best Practices

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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