アフリカ27ヶ国政府は10月1日、1億1,100万ヘクタールの荒廃地を森林に戻すコミットメントを発表した。同27ヶ国が参加する森林保全イニシアチブAfrican Landscape Forest Restoration 100(AFR100)の一環。また、世界の森林1億5,000万ヘクタールを2020年までに回復させる「森林・気候変動・生物多様性に関するボン・チャレンジ」にも貢献するものとなる。
AFR100は、アフリカ連合(AU)が提唱した2030年までに1億ヘクタールの森林回復のため2015年に発足。現在の参加国は、ベニン、ブルキナファソ、ブルンジ、カメルーン、中央アフリカ共和国、チャド、コートジボワール、コンゴ民主共和国、エチオピア、ガーナ、ギニア、ケニア、リベリア、マダガスカル、マラウィ、モザンビーク、ニジェール、ナイジェリア、コンゴ共和国、スーダン、ルワンダ、セネガル、南アフリカ、スワジランド、タンザニア、トーゴ、ウガンダ。国際機関やNGO等27団体もテクニカルパートナーとして加わっており、世界銀行、地球環境ファシリティ(GEF)、ドイツ連邦経済開発協力省等もフィナンシャルパートナーとして資金協力している。
今回の声明では、会議に先立ちブルキナファソが500万ヘクタール、スーダンが1,460万ヘクタールの森林回復を表明。それに続き、トーゴが140万ヘクタール、タンザニアが520万ヘクタールの森林回復を宣言した。その結果、ナイロビで開催された世界景観フォーラムでは、27ヶ国が合計1億1,100万ヘクタールの森林回復を宣言するに至った。
実現に向け、フィナンシャルパートナーが合計15億米ドル(約1,700億円)を拠出。テクニカルパートナーが技術支援を行う。
【参照ページ】PRESS RELEASE: AFR100 CELEBRATES 111 MILLION HECTARES OF COMMITMENTS
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