ホテル世界大手米ハイアット・ホテルズ・コーポレーションは10月1日、若者の就業機会を与える新プログラム「RiseHY」を発表した。2025年までに世界全体の同社グループで16歳から24歳までで通学しておらず無職の若者合計1万人に雇用機会を与える。国際労働機関(ILO)によると、世界の無職で貧困層の若者は若者全体の40%を占める。米国だけでも490万人の若者が経済活動から無縁の状態にいるという。
同社は、非就学無職の若者に対して、バーチャルテクノロジー(VR)技術を用いた研修を実施する。VRを用いることで、ホテルの中にいる空間をバーチャル世界に作り出し、フロント業務、ベル・アテンダント、厨房業務、ウェイター、客室清掃等の仕事内容を自宅や地域の集会所等でトレーニングできるようにする。資金は、ハイアット・ホテルズ財団から拠出する。
また同社は、Grads of LifやYouth Career Initiative(YCI)等のコミュニティ組織と連携し、研修生のスキルをチェックし、ホテル業界の求人ニーズとマッチングするシステムも展開。ハイアット・グループ以外のホテルグループも含め、ホテルのニーズにあう候補者は、各ホテルの人事部門に紹介される。
【参照ページ】HYATT HOTELS COMMIT TO HIRING 10,000 OPPORTUNITY YOUTH BY 2025
【プログラム】RiseHY
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