金融世界大手英スタンダードチャータードは9月25日、気候変動への対応のため、世界中の新規石炭火力発電所建設に対するファイナンスを禁止すると発表した。但し、すでに計画が進行している7カ国での14の石炭火力発電建設プロジェクトについては継続する。
同社は2016年発表のコミットメントですでに、他社販売用の石炭(一般炭)採掘に対するファイナンスも禁止。一方、2020年までに40億米ドル(約4,500億円)を再生可能エネルギー分野に投資することも表明している。
その他電力では、OECD定義の低所得国での原子力発電へのファイナンスについては、国際原子力機関(IAEA)や国際金融公社(IFC)が設定しているガイドラインに準拠し、同じく当該国での再生可能エネルギーへのファイナンスについても、環境や社会への悪影響を防ぐため、IFCの設定しているガイドラインに準拠することを決めている。さらに、再生可能エネルギーでは不適切な個所で開発させることもあるため、湿地に関するラムサール条約が指定する湿地や、国連教育科学文化機関(UNESCO)が指定する保護区等での建設にはファイナンスしない。
【参照ページ】We’ve announced further steps to support the Paris Agreement on climate change
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