IT関連大手21社は9月13日、サンフランシスコで開催された世界気候アクションサミット(GCAS)の場で、二酸化炭素排出量削減を推進するための第四次産業革命と新たな技術力の融合を実現するための新イニシアチブ「ステップアップ宣言(Step Up Declaration)」を発表した。2020年までにあらゆるセクターで気候変動への対応を推進する。
今回のイニシアチブに署名したのは、アカマイ・テクノロジーズ、Arm、オートデスク(Autodesk)、ブルームバーグ、BT、シスコ・システムズ、エリクソン、HP、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ、Lyft、ノキア、セールスフォース、Supermicro、シマンテック、テック・マヒンドラ、Uber、Vigilent、VMware、WeWork、Workday、Zoox。なかでもセールスフォースが同宣言作りを主導した。
同イニシアチブはとりわけ、クリスティアナ・フィゲラス氏が提唱した「Mission 2020」に向け、2020年までのIT業界として協働し、他の業界や政府、市民社会、個人を巻き込みながら気候変動の取組を向上させるとした。現在、Eコマース、検索、ソーシャルメディア等で毎日30億人がIT業界からの影響を受けている。その影響力を活かし、脱炭素社会や1.5℃や2℃目標を達成していく。
今回のイニシアチブは、同日に発表されたレポート「Exponential Climate Action Roadmap」が示す第四次産業革命やデジタル革命への取組に対応するもの。
【参考】【国際】フィゲレス前UNFCCC事務局長ら、「Exponential Climate Action Roadmap」発表
【参照ページ】NEW COLLABORATION OF TWENTY-ONE COMPANIES IS DEDICATED TO ACCELERATING CLIMATE ACTION USING THE POWER OF TECHNOLOGY
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