タンザニア政府は8月13日、森林破壊や土地劣化が進んだ土地5.2km2を保護、回復させるプロジェクトを発表した。2030年までにアフリカで100万km2、世界全体で350万km2を復活させるイニシアチブ「ボン・チャレンジ」のもとで展開されている「African Forest Landscape Restoration(AFR100)」の一環。世界自然保護基金(WWF)も協力する。
同プロジェクトでは、ダルエスサラーム州とプワニ州の沿岸部にあるPugu、Vikindu、Kazimzumbwiの森林を回復し、観光業育成を図る。現在、タンザニア森林局が活動をしており、WWFが技術的支援や資金支援を行う。
タンザニア政府の統計によると、同国では毎年4,6902の森林が消失しており、3年前に比べ消失地域は25%も増加した。さらに国家森林監督評価庁(NAFORMA)の2015年の発表によると、タンザニアで木材不足が発生しており、重要に対する供給不足は最大約2,000万m3。今後も、森林伐採の圧力は増え続けるとみ、対策が必要となっている。
また、森林破壊、劣悪な農地転換、過放牧、土壌侵食、土壌汚染、生物多様性減衰等による土地劣化面積は、現在国土の13%となる125,000km2。年々、劣化が進行している。
【参照ページ】Tanzania announces historic move to restore 5.2 million hectares of degraded land
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら