ESG投資運用世界大手スイスRobecoSAMは8月27日、電気自動車(EV)関連企業への投資を進める新たな戦略「スマート・モビリティ戦略」を打ち出した。EV関連分野の上場企業に長期投資を行う。今後、リテール向けと機関投資家向けにカスタマイズし商品提供していく。
同戦略は、同社でスマート・エネルギー戦略を統括するThiemo Lang氏が同時に担当する。Lang氏は、日本のEV業界へのサブアドバイザーとして選定した大和住銀投信投資顧問の「Daiwa SBI Global EV Revolution」戦略も同じく統括している。
同社は、スマート・モビリティ戦略の背景について、排出ゼロ車に向けた技術進歩や各国での大気汚染規制があると説明。電気化、自動運転、シェアード・モビリティは今後の大きな業界の流れと語る。
(出所)RobecoSAM
同社は、2030年までに世界の新車販売の3分の1はEV(電気自動車またはプラグイン・ハイブリッド)化し、EV市場は1.4兆米ドルになると予測。年平均成長率にすると30%となる。そのため、同戦略では、EV自動車部品サプライヤー、EVメーカー、EVサブシステムサプライヤー、EV充電インフラ、コネクティビティ・自動運転等EV関連業界企業を投資対象に据える。
同社すでに、オーストリア、ベルギー、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、アイルランド、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、オランダ、シンガポール、スウェーデン、スイス、英国で、スマートモビリティ戦略商品を展開している。
【参照ページ】RobecoSAM launches Smart Mobility Strategy
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