EU研究開発機関の欧州イノベーション・技術機構(EIT)官民連携プロジェクト「Climate-KIC」は8月24日、農場の環境データを包括的に測定、公開するオンラインシステム開発プロジェクト「GeoFootprint Project」で、スイス環境コンサルティングQuantisをパートナーに選定。両社は今後、ウェブベースのシステム開発を2年かけて行う。
これえまで食品、消費財、アパレル業界等は、農地での気候変動、森林破壊、土地劣化、水資源消失、生態系サービスの低下等のリスクを感じながらも、具体的な情報がないため、改善への投資が難しかった。
同プロジェクトは、ライフサイクルアセスメント(LCA)と地理情報システム(GIS)を組み合わせ、世界中の農場のデータを収集。企業や公的機関向けに測定データを提供していく。収集データには、二酸化炭素、水、土地利用等を想定。これらの包括的な情報を測定し、幅広く公開することで、企業は農場レベルでの詳細インパクトを把握できるようになる。
同プロジェクトには、スイス連邦農業庁、ゼネラル・ミルズ、マース、ネスレ、ネスプレッソ、ユニリーバ、ヤラ・インターナショナル、UPMラフラタック、世界資源研究所(WRI)、arx iT、Cool Farm Allianceが参画する。
【参照ページ】Quantis and EIT Climate-KIC launch the GeoFootprint Project to develop a tool to measure and monitor environmental impacts of crops
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら