エチオピアのムラトゥ・テショメ大統領は8月20日、廃棄物火力発電所「Reppie Waste-to-Energy Project」の開所式を実施した。同発電所はコシェのごみ埋立地で2014年に建設を開始。完成すると毎日1,400tの固形廃棄物を焼却して発電を行う。
コシェのごみ埋立地は36ヘクタールと広大。首都アジスアベバ地域から毎日4,000tのごみが集積。すでにごみ山の高さは40mにもなっており、2017年にはごみ山の一部が崩落し、114人が死亡した。廃棄物火力発電所はアジスアベバの約30%世帯の電力をカバーできるという。
同プロジェクトは、エチオピア政府と海外企業のコンソーシアムがパートナシップを組み運営。参加企業は、シンガポールのCambridge Industries、デンマークRamboll、中国電力工程(China National Electric Engineering)の3社。
同発電所は、EU基準での大気排出基準を備えている。テショメ大統領は2025年までに環境に配慮した中低所得国になるとの政策を掲げている。
[2018年8月22日訂正]
同建設所の運転開始日を訂正。
【プロジェクト】Reppie Waste-to-Energy Project
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