米NGOグローバル・フットプリント・ネットワーク(GFN)は7月31日、2018年の「アース・オーバーシュート・デー」は8月1日と発表した。アース・オーバーシュート・デーは、人間社会による消費が、地球が1年間で再生産できる資源量と二酸化炭素吸収量を超える日を指す。2017年は8月2日で、前年より1日早くなった。
(出所)GFN
アース・オーバーシュート・デーは、1972年までは年間を通して迎えることはなかったが、それ以降はどんどん前倒しになり、2010年からは8月初旬となっている。すなわち、8月以降に人間社会が生み出す環境負荷は地球により自力では再生できないことを意味する。そしてその負荷は年々蓄積されている。
一方GFNは明るい兆しも伝えた。現在、86%以上の人々は環境「赤字」の状態にあるが、一人当たりの環境フットプリントは削減されてきた国もある。2000年比でシンガポールは32.1%減、バハマは26.2%減、デンマークは19%減、米国は18.4%減、英国は16.6%減、フランスは15.5%減。一方で、世界人口が増加していることは忘れてはいけない。
【参照ページ】Earth’s Annual Resources Budget Consumed in Just 7 Months
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