コーヒーチェーン世界大手米スターバックスは7月19日、今年10月にワシントンDCに全米初の手話店舗(Signing Store)を開店すると発表した。顧客及び従業員インクルーシブネスの一環。店舗は聴覚障がい者のための大学、ギャローデット大学の近くに立地する。
今回の取組は、スターバックス聴覚障がい者のサークルが主導。今後店舗運営のため、米手話(ASL)に長けた聴覚障がい者を20から25人採用する予定。これにより、能力のある聴覚障がい者にとって魅力的な雇用の場を提供するとともに、職場の理解や認識を高めていく。店舗では、聴覚障がい者はASLロゴ入りエプロンを、健聴者は「I Sign(手話できます)」を印したバッジを付ける。エプロンは聴覚障がい者経営の事業者から、店内でつかうマグカップも聴覚障がい者デザイナーのものを使う。手話ができない顧客には、手話無しで注文できるうようにもする。
スターバックスはすでに2016年、マレーシアのクアラルンプールで聴覚障がい者9人による手話店舗をオープン。米国チームはマレーシアの店舗に通い店舗デザインや運営ノウハウを吸収。今回の開店計画に漕ぎ着けた。
【参照ページ】Starbucks to Open First U.S. Signing Store
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