国連児童基金(UNICEF)とLIXILは7月26日、世界の子どものトイレ衛生環境の改善でグローバル・パートナーシップ「Make a Splash! みんなにトイレを」を締結したと発表した。UNICEFが水と衛生の分野で「シェアードバリュー・パートナーシップ」を結ぶのは今回が初めて。また、日本企業とのパートナーシップも初。
世界では、人口の3分の1に該当する23億人が安全で衛生的なトイレにアクセスできないでいる。そのうち9,200万人は日常的に屋外で排泄を行っている。また、毎年世界中で28万8,000人の5歳未満の子どもが、安全な飲料水を得られず劣悪な衛生環境による下痢性疾患で死亡している。
今回のパートナーシップでは、トイレを必要とする全ての人に低価格なトイレが提供できるようマーケット主導型のプログラムを展開。まずエチオピア、タンザニア、ケニアの3カ国で開始する。さらに、衛生市場の確率と開発機会創出での政策提言でも協働し、LIXILは各国でのプログラムを酢飲するため資金調達と啓発活動も行っていく。
UNICEFとLIXILはすでにアフリカでの協働実績がある。今回、国連持続可能な開発目標(SDGs)のターゲット6.2「2030年までに、すべての人びとの、適切かつ平等な下水施設・衛生施設へのアクセスを達成し、野外での排泄をなくす。女性および女児、ならびに脆弱な立場にある人びとのニーズに特に注意を払う」を目指し、提携に至った。
【参照ページ】ユニセフと LIXIL が世界の子どもたちの衛生環境の改善に向けた水と衛生分野で初の新しい形でのグローバルパートナーシップを締結
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