ギリシャのアッティカ地方で7月23日、大規模な山火事が発生し、現在も被害が拡大。死者は7月27日時点で87人となり今世紀2番目の被害となっている。負傷者も約200人出ており、被害が拡大する可能性が高い。今世紀最大は2009年ビクトリア州森林火災での死者173人。
山火事は7月23日に、アッティカ地方西部で発生。さらに数時間後にアッティカ地方東部でも発生した。ギリシャ政府は、異なる場所でほぼ同時発生的に不自然に山火事が発生したことや、現場から不審物が見つかったこと等から2ヶ所とも放火と断定。ギリシャではここ数日間、熱波による猛暑が続き、山間部が乾燥していたことで急速に火事が拡大し、海沿いのリゾート地マティに一気に炎が広がった。
山火事が拡大したことについて、気候変動との関連性を指摘する声もある。欧州委員会は2017年、異常な山火事が欧州で今後発生する可能性が高くなると指摘。特に、ギリシャ、スペイン、トルコ、ブルガリア、イタリア、南仏で山火事の危険度が増すと警鐘を鳴らしている。
【レポート】Forest fire danger extremes in Europe under climate change
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