パーム油認証機関RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)は7月16日、食品世界大手スイスのネスレのRSPO会員資格を復活させた。RSPOは6月27日にネスレ・グループのRSPO資格を停止していた。その後ネスレは、2023年までにRSPO認証パーム油100%を達成するスケジュール付きアクションプランを提出し、復帰が認められた。
【参考】【国際】パーム油認証RSPO、ネスレの会員資格を停止。背景には目指す方向性の違い(2018年7月3日)
ネスレは、今回の発表に際し、RSPOとネスレは、パーム油サプライチェーンでの透明性、インクルーシブネス、エンゲージメント、キャパシティ・ビルディングが重要だとする点で一致していると強調。またネスレは、現在同社が進めているトレーサビリティや責任調達のアクションに基づき、RSPO認証パーム油についてはトレーサビリティを分別管理していくと発表した。また、RSPO内でも主導的役割を引き続き果たしていくとも表明した。
停止したと発表した。これによりネスレ・グループの工場に付与されていたRSPO認証も即時停止された。RSPOはネスレが会員企業の義務である年次レポート(ACOPレポート)の提出を怠ったためと説明。これに対しネスレは、追求するレベルでRSPOとの見解の相違があり、今後協議を進めていきたい考えを示した。
【参照ページ】RSPO reinstates Nestlé’s membership
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